Panasonic

ストリーミング機能

本機で撮影中の映像や音声を、ネットワーク経由でストリーミング配信ができます。

本機と、ネットワーク接続された機器のアプリケーションソフト、または本機から配信されるストリーミング映像が受信できるサーバーなどを使用して、ストリーミング配信ができます。

ストリーミング配信を開始するには、アプリケーションソフトから操作する方法と、本機から操作する方法があります。それぞれの方法に対して、本機のネットワーク接続方法について説明します。


character_bullet-large本機の基本設定

character_bullet-large設定情報の管理

character_bullet-largeストリーミングフォーマット

character_bullet-large設定ツールを利用して設定を入力する


bullet02本機のサムネール画面を表示したり、再生などの操作を行ったりするとストリーミング配信は停止します。

bullet02ストリーミング配信中に日付/時刻を設定すると、配信が停止することがあります。

bullet02ストリーミング配信を行うシステム環境や利用するサービスやシステムの設定などにより、意図せずストリーミング映像が公開されてしまう場合がありますので、十分お気をつけください。


本機の基本設定

Step 1:接続方法に合わせてネットワークを設定する

icon_model-x2100をお使いの場合、有線LANやUSBテザリングを使用できます。


bullet02無線LANで無線アクセスポイントに接続する([インフラ(選択)]/[インフラ(手動)])

bullet02 有線LAN設定 [X2100]

bullet02USBテザリング設定 [X2100]


Step 2:ストリーミング機能のための設定をする

  1. [システム]メニュー character_arrow [システム周波数]/[記録フォーマット]を設定する。

FHD(1920×1080)の記録フォーマットに設定します。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ネットワーク機能] character_arrow [ストリーミング]を選択する。

ストリーミング機能が有効になります。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [ストリーミングプロトコル]でプロトコルを選択する。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [ストリーミングフォーマット]で配信時のフォーマットを設定する。

bullet02設定項目について(character_referenceストリーミングフォーマット

  1. 選択したプロトコルに対応する設定をする。(character_referenceStep 3:プロトコルごとの設定と配信開始


bullet02ストリーミング機能は次の条件をすべて満たしているときに使用できます。

– 「ストリーミングフォーマット」に従ってメニューを設定している (UHD設定時は利用できません) (character_referenceストリーミングフォーマット

– [システム]メニュー character_arrow [スーパースロー] character_arrow [切]に設定している

– インターバル記録やバックグラウンド記録を無効にしている


Step 3:プロトコルごとの設定と配信開始

RTMP(S)

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [ストリーミングプロトコル] character_arrow [RTMP(S)]を選択する。

  1. 送信先を設定する。(character_reference送信先の設定

bullet02P2 Network Settingソフトウェアを使用して作成した設定用SDカードから送信先を設定することもできます。(character_reference設定ツールを利用して設定を入力する

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [開始] character_arrow [入]を選択する。

本機が配信先にネットワーク接続されると、ストリーミング映像の配信を開始します。

bullet02ストリーミング映像の配信を停止する場合は、[ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [開始] character_arrow [切]を選択します。


bullet02ネットワークが接続されていないなどの理由により、ストリーミングを開始できないときは、[開始]メニューを選択できません。

bullet02本機からのストリーミング配信の開始/停止の切り換えは、USERボタンに割り当てることができます。 (character_referenceUSERボタンへの機能の割り当て

bullet02メニューやサムネール画面を表示している場合、USERボタンを押して、ストリーミング配信は開始できません。

bullet02URLなどの設定内容については、各ストリーミングサービスのマニュアルなどを参照してください。

bullet02ストリーミングサービスの動作状態によっては、配信できないことがあります。


RTSP

受信側のアプリケーションソフトやデバイスなど(以下、「受信側」)からの操作で配信を開始します。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [ストリーミングプロトコル] character_arrow [RTSP]を選択する。

  1. 必要に応じて、本機で、[ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [RTSP 設定] character_arrow [待ち受けポート]で待ち受けポートの設定をする。

  1. 受信側で本機のIPアドレスおよびパスを次のように指定して、配信を開始する。

rtsp://(IP アドレス):(ポート番号)/stream


bullet02配信の停止は受信側からの操作で行ってください。

bullet02アプリケーションソフトで配信を開始する操作について、詳細は、各アプリケーションソフトの説明書を参照してください。

bullet02サムネール画面を表示している場合、ストリーミング配信は開始できません。


マルチキャストによる配信

マルチキャスト機能を利用すると、対応ルーターなどを経由して、1本のストリーミング配信を複数のレシーバーに分配できます。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [RTSP設定] character_arrow [マルチキャスト] character_arrow [有効]を選択する。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [RTSP設定] character_arrow [マルチキャストアドレス]および[マルチキャストポート番号]をそれぞれ指定する。

bullet02[マルチキャストアドレス]は、次の範囲で設定してください。

– 224.0.1.0~239.255.255.254

bullet02[マルチキャストポート番号]は、1024~50000の範囲で設定してください。

  1. アプリケーションソフトで、本機のアドレスを指定して、配信を開始する。


bullet02ストリーミングの受信機器や、接続しているルーターの性能により、映像の品質が保てない場合があります。マルチキャストによる配信を行う場合は、ご利用のネットワークの管理者にお問い合わせのうえ、十分な通信環境をご用意ください。

bullet02複数のLANカードが入っているパソコンを使用してマルチキャスト画像を表示する場合は、受信で使用しないLANカードを無効にしてください。

bullet02配信の範囲は、[ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [RTSP設定] character_arrow [TTL/HOPリミット]で調整できます。詳しくは、ご利用のネットワークの管理者にお問い合わせください。



設定情報の管理

RTMP(S)の送信先の設定や保存、読み込みができます。


character_diamond送信先の設定

送信先の情報を設定または参照します。


本機のメニューで送信先を設定する

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [接続情報] character_arrow [メモリー]を選択する。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [RTMP(S)レシーバーURL]で送信先URLを入力する。

bullet02送信先URLを、次の形式で入力します。

– rtmp://(サーバーURL):(ポート番号)/(パス)/(ストリームキー)

– rtmps://(サーバーURL):(ポート番号)/(パス)/(ストリームキー)


bullet02一般に、URLはストリームキーのパラメーターが必要になりますが、サービスによってはストリームキーがパスの一部に含まれていることがあります。詳しくは、各ストリーミングサービスのマニュアルなどを参照してください。


メモリーカード内から送信先を参照する

  1. 送信先の情報を保存したメモリーカードを挿入する。

bullet02読み込みと保存を行うカードスロットは、[その他]メニュー character_arrow [ファイル] character_arrow [ロード/ セーブ用スロット]で設定できます。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [接続情報] character_arrow [SDカード]を選択する。


bullet02メモリーカード内の設定情報が、選択されたプロトコルの情報でない場合は、設定がない状態と扱われます。


character_diamond送信先情報をメモリーカードに保存する

  1. 本機でフォーマットされたメモリーカードを挿入する。

bullet02読み込みと保存を行うカードスロットは、[その他]メニュー character_arrow [ファイル] character_arrow [ロード/ セーブ用スロット]で設定できます。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [セーブ(SDカード)]を選択する。

  1. [はい]を選択する。


bullet02送信先の設定で対象となる項目のみ保存されます。

bullet02メモリーカード内の送信先情報の保存先ファイル名は変更できません。

bullet02メモリーカードに保存された送信先情報のファイルは暗号化されます。

bullet02[RTMP(S)レシーバーURL]の先頭文字列(「rtmp://」など)が正しく設定されていないと保存できません。


character_diamond送信先情報をメモリーカードから読み込む

  1. 送信先の情報を保存したメモリーカードを挿入する。

bullet02読み込みと保存を行うカードスロットは、[その他]メニュー character_arrow [ファイル] character_arrow [ロード/ セーブ用スロット]で設定できます。

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [ロード(SDカード)]を選択する。

  1. [はい]を選択する。


bullet02メモリーカードに保存された送信先情報の読み込み先ファイル名は選択できません。

bullet02本機で読み込み(参照)可能な設定情報は次のとおりです。

– 本機で保存した情報

– P2 Network Settingソフトウェアで作成した設定ファイル(character_reference設定ツールを利用して設定を入力する


character_diamond送信先情報をクリアする

  1. [ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [クリア(メモリー)]を選択する。


ストリーミングフォーマット

[ストリーミングプロトコル]の設定により、選択できる項目が異なります。


bullet02[システム]メニュー character_arrow [システム周波数] character_arrow [59.94Hz]のとき

[システム]メニュー

[ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング]

[ファイルフォーマット]

[記録フォーマット]

[ストリーミングフォーマット]

[MOV]

[1080-59.94p/422LongGOP 100M]

[1080-59.94p/422ALL-I 200M]

[1920×1080-60fps 24M]

[1920×1080-60fps 20M]

[1920×1080-60fps 16M]

[1280×720-60fps 14M]

[1280×720-60fps 8M]

[1280×720-60fps 3M]

[640×360-30fps 4M]

[640×360-30fps 1.5M]

[640×360-30fps 0.7M]character_asterisk

[320×180-30fps 4M]

[320×180-30fps 1.5M]

[320×180-30fps 0.5M]

[MP4]

[1080-59.94p/420LongGOP 50M]

[AVCHD]

[1080-59.94p/AVCHD PS]

[MOV]

[1080-59.94i/422LongGOP 50M]

[1080-59.94i/422ALL-I 100M]

[1080-29.97p/422LongGOP 50M]

[1080-29.97p/422ALL-I 100M]

[1920×1080-30fps 14M]

[1920×1080-30fps 6M]

[1920×1080-30fps 1M]

[1280×720-30fps 8M]

[1280×720-30fps 2M]

[1280×720-30fps 1M]

[640×360-30fps 4M]

[640×360-30fps 1.5M]

[640×360-30fps 0.7M]character_asterisk

[320×180-30fps 4M]

[320×180-30fps 1.5M]

[320×180-30fps 0.5M]

[AVCHD]

[1080-59.94i/AVCHD PH]

[1080-59.94i/AVCHD HA]

[MOV]

[1080-23.98p/422LongGOP 50M]

[1080-23.98p/422ALL-I 100M]

[1920×1080-24fps 14M]

[1920×1080-24fps 6M]

[1920×1080-24fps 1M]character_asterisk

[MP4]

[1080-23.98p/420LongGOP 50M]

[AVCHD]

[1080-23.98p/AVCHD PH]

[AVCHD]

[720-59.94p/AVCHD PM]

[1280×720-60fps 14M]

[1280×720-60fps 8M]

[1280×720-60fps 3M]

[640×360-30fps 4M]

[640×360-30fps 1.5M]

[640×360-30fps 0.7M]character_asterisk

[320×180-30fps 4M]

[320×180-30fps 1.5M]

[320×180-30fps 0.5M]


bullet02[システム]メニュー character_arrow [システム周波数] character_arrow [50.00Hz]のとき

[システム]メニュー

[ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング]

[ファイルフォーマット]

[記録フォーマット]

[ストリーミングフォーマット]

[MOV]

[1080-50.00p/422LongGOP 100M]

[1080-50.00p/422ALL-I 200M]

[1920×1080-50fps 24M]

[1920×1080-50fps 20M]

[1920×1080-50fps 16M]

[1280×720-50fps 14M]

[1280×720-50fps 8M]

[1280×720-50fps 3M]

[640×360-25fps 4M]

[640×360-25fps 1.5M]

[640×360-25fps 0.7M]character_asterisk

[320×180-25fps 4M]

[320×180-25fps 1.5M]

[320×180-25fps 0.5M]

[MP4]

[1080-50.00p/420LongGOP 50M]

[AVCHD]

[1080-50.00p/AVCHD PS]

[MOV]

[1080-50.00i/422LongGOP 50M]

[1080-50.00i/422ALL-I 100M]

[1080-25.00p/422LongGOP 50M]

[1080-25.00p/422ALL-I 100M]

[1920×1080-25fps 14M]

[1920×1080-25fps 6M]

[1920×1080-25fps 1M]

[1280×720-25fps 8M]

[1280×720-25fps 2M]

[1280×720-25fps 1M]

[640×360-25fps 4M]

[640×360-25fps 1.5M]

[640×360-25fps 0.7M]character_asterisk

[320×180-25fps 4M]

[320×180-25fps 1.5M]

[320×180-25fps 0.5M]

[AVCHD]

[1080-50.00i/AVCHD PH]

[1080-50.00i/AVCHD HA]

[AVCHD]

[720-50.00p/AVCHD PM]

[1280×720-50fps 14M]

[1280×720-50fps 8M]

[1280×720-50fps 3M]

[640×360-25fps 4M]

[640×360-25fps 1.5M]

[640×360-25fps 0.7M]character_asterisk

[320×180-25fps 4M]

[320×180-25fps 1.5M]

[320×180-25fps 0.5M]

  1. 工場出荷値


設定ツールを利用して設定を入力する

character_diamondソフトウェアをインストールする

Windows用P2 Network Settingソフトウェアを、次のWebサイトからダウンロードして展開してください。

https://panasonic.jp/support/video/download/index2.html


character_diamondP2 Network Settingソフトウェアを使用して設定用SDカードを作成する

このソフトウェアで作成されたSDカードは、本機のメニューに読み込むときや、[ネットワーク]メニュー character_arrow [ストリーミング] character_arrow [接続情報] character_arrow [SDカード]を選択したときの参照先として利用できます。


設定手順

  1. P2 Network Settingソフトウェアを起動する。

  1. 「Streaming」タブ character_arrow 「RTMP」タブを選択する。

  1. 「STREAM DESTINATION URL」に送信先URLを入力する。

co_other_web_p2net-1

  1. 「Export」をクリックしてドライブ選択ダイアログで出力先を選択し、「OK」をクリックする。

co_other_web_p2net-2

bullet02リムーバブルドライブ以外には保存できません。