Log撮影する
[フォトスタイル]を[V-Log]または[ARRI LogC3]に設定すると、Log撮影ができます。ポストプロダクション処理により、階調の豊かな映像に仕上げることができます。
[ARRI LogC3]はアップグレードソフトウェアキー(別売:DMW-SFU3A)を使って、[アクティベーション]で機能を有効にしたときだけ使用できます。(アクティベーション)
– []モード時に使用できます。
– [ARRI LogC3]を使用できる動画画質 (特殊な動画を撮影できる動画画質一覧)
[] [] [フォトスタイル] [V-Log]または[ARRI LogC3]を選ぶ
LUT(ルックアップテーブル)を使ってポストプロダクション処理ができます。 [V-Log]用のLUTファイルは、下記サポートサイトからダウンロードできます。 https://panasonic.jp/support/dsc/download/index3.html [ARRI LogC3]用のLUTファイルは、下記からダウンロードできます。 (1) ARRI Look Library (LogC3-to-Rec709) ARRI Look Fileを適用したRec.709色空間用のLUTファイルです。 87種類の多様なLook Fileがご使用いただけます。 (2) ARRI Look Library (log-to-log) 豊富な色情報をもったLog空間のままLookを適用するためのLUTファイルです。 (1)と同様に87種類の多様なLook Fileがご使用いただけます。 (3) ARRI LogC3 LUT Package ARRI LogC3からさまざまな表示デバイスの色空間へ変換するためのLUTファイルです。 (2)のARRI Look Library (log-to-log)を介すことで、目的の色空間に応じたLookに仕上げることができます。 ARRI Look Fileに関しては、下記サイトをご参照ください。 https://www.arri.com/en/learn-help/learn-help-camera-system/image-science/look-files |
[V-Log]設定時のISO感度
ISO感度は500~12800(センサー出力60 fps以下)または250~3200(センサー出力61 fps以上)の範囲で設定できます。[拡張ISO感度]設定時は125~12800の範囲で設定できます。
[ARRI LogC3]設定時のISO感度
ISO感度は320~12800(センサー出力60 fps以下)または160~3200(センサー出力61 fps以上)の範囲で設定できます。[拡張ISO感度]設定時は160~12800(センサー出力61 fps以上)の範囲で設定できます。
[V-Log]設定時の露出
[V-Log]のカーブ特性は、「V-Log/V-Gamut REFERENCE MANUAL Rev.1.0」に準拠しています。[V-Log]に設定した場合は、反射率18 %のグレーを撮像したときの標準露出が、IREで42 %になります。
Stopの単位で輝度を表示する場合、本機はIRE 42 %を0 Stopに換算します。
[ARRI LogC3]設定時の露出
[ARRI LogC3]のログ特性は、ARRI社が公開している「ARRI_ALEXA_LogC_Curve_in_VFX.pdf」で示す800 ASA (EI 800)に準拠しています。 本機[ARRI LogC3]のログ特性は、ISO感度の設定に依存しません。 ただし、800 ASA (EI 800)で定義されているExposure Stops値から、センサー出力60 fps以下では2 stops相当の、センサー出力 61 fps以上では3 stops相当の、それぞれクリッピングが発生します。
「ARRI_ALEXA_LogC_Curve_in_VFX.pdf」は下記をご参照ください。
本機[ARRI LogC3]のログ特性図
(1) 18 %グレー
(2) クリッピングレベル(センサー出力61 fps以上)
(3) クリッピングレベル(センサー出力60 fps以下)
[フォトスタイル]を[ARRI LogC3]、[リアルタイムLUT](ベースフォトスタイルが[ARRI LogC3])に設定しているときは、[輝度レベル設定]が[64-940](ビデオレンジ)に固定されます。
撮影データはビデオレンジで記録されます。
HDMI出力はビデオレンジで出力されます。
ウェーブフォームやベクトルスコープはビデオレンジで表示されます。
スポット輝度メーターでは、18 %グレーの出力レベルを0 Stopで表示します。
Stopの単位で輝度を確認できます: |
Logビューアシスト
[フォトスタイル]を[V-Log]または[ARRI LogC3]に設定すると、撮影画面やHDMI出力された映像は暗く表示されます。[Logビューアシスト]を使用すると、LUTファイルを適用した映像をモニター/ファインダーに表示したり、HDMI出力したりできます。
[] [] [Logビューアシスト]を選ぶ
LUT選択(V-Log)
プリセットまたは[LUTライブラリ]に登録したLUTファイルから適用するLUTファイルを選びます。(LUTライブラリ)
LUT選択(ARRI LogC3)
プリセットまたは[LUTライブラリ]に登録したLUTファイルから適用するLUTファイルを選びます。(LUTライブラリ)
アップグレードソフトウェアキー(別売:DMW-SFU3A)を使って、[アクティベーション]で機能を有効にしたときだけ使用できます。(アクティベーション)
LUTビューアシスト(モニター)
LUTファイルを適用した映像を本機のモニター/ファインダーに表示します。
LUTビューアシスト(HDMI)
LUTファイルを適用した映像をHDMI出力します。
LUTファイルを適用しているときは、撮影画面に[LUT] が表示されます。 [フォトスタイル]が[V-Log]のとき、ベースフォトスタイルが[V-Log]以外のLUTファイルは適用できません。 [フォトスタイル]が[ARRI LogC3]のとき、ベースフォトスタイルが[ARRI LogC3]以外のLUTファイルは適用できません。 [フォトスタイル]の画質調整で[LUT]を適用しているときは、[LUTビューアシスト(モニター)]/[LUTビューアシスト(HDMI)]は働きません。 |