動画RAWデータ出力に対応
最大5.8Kの解像度、12 bitの動画RAWデータを、対応した外部レコーダーにHDMI出力できるようになりました。
本機の動画RAWデータの記録は、以下の外部レコーダーで動作確認済みです。
(2022年6月現在)
– ATOMOS製、 HDMIフィールドモニター/レコーダー「Ninja V+」(AtomOS 10.77以上)/「Ninja V」 (AtomOS 10.77以上)
詳細は、ATOMOSにお問い合わせください。
– 「Ninja V」では、一部の動画画質は記録できません。(動画画質([HDMI RAWデータ出力]設定時))
対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
外部レコーダーで記録した動画RAWデータの編集には、対応したソフトウェアが必要です。編集時にV-Log/V-Gamutと色合いを合わせるには、下記サポートサイトからLUT(ルックアップテーブル)をダウンロードし、ソフトウェアに読み込んでください。
LUTデータのダウンロードや、最新のサポート情報は下記サイトでご確認ください。
https://panasonic.jp/support/dsc/
動画RAWデータのHDMI出力中は、カードに動画を記録できません。 [システム周波数]を[24.00Hz(CINEMA)]に設定したときは、動画RAWデータをHDMI出力できません。 別売のバッテリーDMW-BLF19使用時は、動画RAWデータをHDMI出力できません。 |
動画RAWデータをHDMI出力する
動画メニューに[HDMI RAWデータ出力]を追加しました。出力する映像の画質は[動画画質]で設定します。
準備:
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カメラと外部レコーダーの電源を切る
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市販のHDMIケーブルでカメラと外部レコーダーをつなぐ
ウルトラハイスピードHDMI ケーブル(Type AーType Aプラグ、1.5 mまで)をお使いください。
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カメラと外部レコーダーの電源を入れる
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モードダイヤルを[]に合わせる
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[HDMI RAWデータ出力]を設定する
[] [] [HDMI RAWデータ出力] [ON]
撮影画面に[HDMI RAW]が表示されます。
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動画画質を選ぶ
[] [] [動画画質]
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外部レコーダーでHDMI入力を設定する
接続が完了すると、外部レコーダーの画面に映像が表示されます。
HDMI出力の動作が通常時と異なります。 カスタムメニュー(IN/OUT)の[撮影時HDMI出力] – [情報表示]は使用できません。HDMI接続した外部レコーダーに、カメラの情報表示を出力できません。 – [ダウンコンバート]は使用できません。[動画画質]の設定に応じた解像度とフレームレートで出力します。 |
動画画質([HDMI RAWデータ出力]設定時)
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「Ninja V」では記録できません。
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アナモフィック(4:3)動画
ビット数:12 bit
音声フォーマット:LPCM(4ch)
– XLRマイクロホンアダプター(別売:DMW-XLR1)接続時、[4chマイク入力]を[ON]にすると、4チャンネルの音声を記録できます。
– [4chマイク入力]を[OFF]に設定していても、動画の音声トラックは4チャンネルで記録されます。
[動画撮影範囲]は、[動画画質]の設定に応じた範囲に固定されます。
XLRマイクロホンアダプター(別売:DMW-XLR1)や、ステレオガンマイクロホン(別売:DMW-MS2)、ステレオマイクロホン(別売:VW-VMS10)接続時、[録音音質]を[96kHz/24bit]に設定できます。
動画RAWデータ出力時のモニター/ファインダー表示
カメラのモニター/ファインダーには、確認用に、V-Log撮影時に相当する映像を表示します。[V-Logビューアシスト]は、プリセットの[Vlog_709]を適用した[LUTビューアシスト(モニター)]が使用できます。
モニター表示用のLUTは変更できません。
[LUTビューアシスト(モニター)]を使用したときは、画面に[709]が表示されます。
画面の[LUTビューアシスト(HDMI)]の項目には、[RAW]が表示されます。
[スポット輝度メーター]、[ゼブラパターン表示]の[基準/幅]は、Stopの単位で設定します。(0 Stop=42 %(IRE)で換算します)
表示する映像のお知らせ
カメラが表示する映像は、出力される動画RAWデータには影響しません。
外部レコーダーには、外部レコーダーの仕様に応じた映像が表示されます。そのため、カメラと外部レコーダーで表示される映像が異なる場合があります。
カメラのモニター/ファインダーは、動画RAWデータの画角で映像を表示します。
外部レコーダーで記録するデータの画角と異なる場合があります。
HDMIタイムコード出力/HDMI記録制御
カメラのタイムコードを付加して、外部レコーダーにHDMI出力できます。
カメラの動画記録ボタンやシャッター ボタンで、外部レコーダーの記録開始、停止を制御することもできます。
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[HDMIタイムコード出力]を[ON]に設定する
[] [] [タイムコード設定] [HDMIタイムコード出力] [ON]
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[HDMI記録制御]を[ON]に設定する
[] [] [撮影時HDMI出力] [HDMI記録制御] [ON]
[HDMI記録制御]は、[]モードで、[HDMIタイムコード出力]が[ON]の場合に設定できます。
動画RAWデータ出力時のお知らせ
動画RAWデータ出力時は、以下のように動作します。
使用できるISO感度の下限は 250([拡張ISO感度]設定時:125)までになります。
以下の機能を使用中は、設定できるISO感度に制限があります。
– [ダイナミックレンジブースト]:下限2000、上限6400まで
[動画露出設定]を[M]に設定し、MFで撮影しているときは、シャッタースピードの下限が変わります。
– [動画画質]を[C4K/120p/17:9]に設定時:1/125秒まで設定可能
– [動画画質]を[C4K/100p/17:9]に設定時:1/100秒まで設定可能
ホワイトバランスの[AWB]や[AWBc]、[AWBw]、[]は、使用できません。
[フォトスタイル]は[V-Log]に固定され、画質調整できません。
AFモードの[]は使用できません。
MFアシスト、動画ライブビュー拡大表示を使った拡大表示はできません。
以下の機能は使用できません。
– [マスターペデスタル]
– [周辺光量補正]
– [回折補正]
– [フィルター設定]
– [記録ファイル方式]
– [動画画質]の[絞り込み]、[マイリスト登録]
– [動画画質(マイリスト)]
– [バリアブルフレームレート]
– [輝度レベル設定]
– [手ブレ補正]の[電子補正(動画)]
– [ループ記録(動画)]
– [動画分割記録]
– [カラーバー]