動画RAWデータ出力に対応
最大5.8Kの解像度、12 bitの動画RAWデータを、対応した外部レコーダーにHDMI出力できるようになりました。
(A) 動画RAW
(B) 外部レコーダー
本機の動画RAWデータの記録は、以下の外部レコーダーで動作確認済みです。(2023年12月現在)
– ATOMOS製:「NINJA V」/「NINJA V+」/「NINJA」/「NINJA ULTRA」/
「SHOGUN」/「SHOGUN ULTRA」/「SHOGUN CONNECT」
– Blackmagic Design製:「Blackmagic Video Assist 5 12G HDR」/
「Blackmagic Video Assist 7 12G HDR」
外部レコーダーの対応ファームウェアバージョンは、下記サイトでご確認ください。
https://panasonic.jp/support/dsc/connect/index.html
外部レコーダーの詳細については、ATOMOS/Blackmagic Designの各社にお問い合わせください。
対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
外部レコーダーで記録した動画RAWデータの編集には、対応したソフトウェアが必要です。
ATOMOS製レコーダーで記録した動画RAWデータを編集する際に、V-Log/V-Gamutと色合いを合わせるには、下記サポートサイトからLUT(ルックアップテーブル)をダウンロードし、ソフトウェアに読み込んでください。
LUTファイルのダウンロードや、最新のサポート情報は下記サイトでご確認ください。
https://panasonic.jp/support/dsc/
動画RAWデータのHDMI出力中は、カードに動画を記録できません。 [システム周波数]を[24.00Hz(CINEMA)]に設定したときは、動画RAWデータをHDMI出力できません。 [動画画質]を5.7K/60p(50p)またはC4K/120p(100p)に設定して、Blackmagic Design製レコーダーで記録する場合は、レコーダーのコーデック品質を以下のとおりに設定することをお勧めします。 – SSDに記録するとき:固定ビットレート5:1以下 – SDカードに記録するとき:固定ビットレート8:1以下 |
動画RAWデータをHDMI出力する
動画メニューに[HDMI RAWデータ出力]を追加しました。出力する映像の画質は[動画画質]で設定します。
準備:
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カメラと外部レコーダーの電源を切る
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市販のHDMIケーブルでカメラと外部レコーダーをつなぐ
プレミアムハイスピードHDMI ケーブル(Type AーType Aプラグ、1.5 mまで)をお使いください。
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カメラと外部レコーダーの電源を入れる
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モードダイヤルを[]に合わせる
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[HDMI RAWデータ出力]を設定する
[] [] [HDMI RAWデータ出力] [ON]
撮影画面に[HDMI RAW]が表示されます。
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動画画質を選ぶ
[] [] [動画画質]
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外部レコーダーでHDMI入力を設定する
接続が完了すると、外部レコーダーの画面に映像が表示されます。
HDMI出力の動作が通常時と異なります。 カスタムメニュー(IN/OUT)の[撮影時HDMI出力] – [情報表示]は使用できません。HDMI接続した外部レコーダーに、カメラの情報表示を出力できません。 |
動画画質([HDMI RAWデータ出力]設定時)
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「NINJA V」、「NINJA」、「SHOGUN」では記録できません。
ビット数:12 bit
音声フォーマット:LPCM(4ch)
– XLRマイクロホンアダプター(別売:DMW-XLR1)接続時、[4chマイク入力]を[ON]にすると、4チャンネルの音声を記録できます。
– [4chマイク入力]を[OFF]に設定していても、動画の音声トラックは4チャンネルで記録されます。
[動画撮影範囲]は、[動画画質]の設定に応じた範囲に固定されます。
XLRマイクロホンアダプター(別売:DMW-XLR1)や、ステレオガンマイクロホン(別売:DMW-MS2)、ステレオマイクロホン(別売:VW-VMS10)接続時、[録音音質]を[96kHz/24bit]に設定できます。
動画RAWデータ出力時のモニター/ファインダー表示
カメラのモニター/ファインダーには、確認用に、V-Log撮影時に相当する映像を表示します。[V-Logビューアシスト]は、プリセットの[Vlog_709]を適用した[LUTビューアシスト(モニター)]が使用できます。
モニター表示用のLUTは変更できません。
[LUTビューアシスト(モニター)]を使用したときは、画面に[709]が表示されます。
画面の[LUTビューアシスト(HDMI)]の項目には、[RAW]が表示されます。
[スポット輝度メーター]、[ゼブラパターン表示]の[基準/幅]は、Stopの単位で設定します。(0 Stop=42 %(IRE)で換算します)
表示する映像のお知らせ
カメラが表示する映像は、出力される動画RAWデータには影響しません。
外部レコーダーには、外部レコーダーの仕様に応じた映像が表示されます。そのため、カメラと外部レコーダーで表示される映像が異なる場合があります。
カメラのモニター/ファインダーは、動画RAWデータの画角で映像を表示します。
外部レコーダーで記録するデータの画角と異なる場合があります。
HDMIタイムコード出力/HDMI記録制御
カメラのタイムコードを付加して、外部レコーダーにHDMI出力できます。
カメラの動画記録ボタンやシャッター ボタンで、外部レコーダーの記録開始、停止を制御することもできます。
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[HDMIタイムコード出力]を[ON]に設定する
[] [] [タイムコード設定] [HDMIタイムコード出力] [ON]
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[HDMI記録制御]を[ON]に設定する
[] [] [撮影時HDMI出力] [HDMI記録制御] [ON]
[HDMI記録制御]は、[]モードで、[HDMIタイムコード出力]が[ON]の場合に設定できます。
動画RAWデータ出力時のお知らせ
動画RAWデータ出力時は、以下のように動作します。
ISO感度は500~12800(センサー出力60 fps以下)または250~3200(センサー出力61 fps以上)の範囲で設定できます。[拡張ISO感度]設定時は125~12800の範囲で設定できます。
[動画露出設定]を[M]に設定し、MFで撮影しているときは、シャッタースピードの下限が変わります。
– [動画画質]を[C4K/120p/17:9]に設定時:1/125秒まで設定可能
– [動画画質]を[C4K/100p/17:9]に設定時:1/100秒まで設定可能
ホワイトバランスの[AWB]や[AWBc]、[AWBw]、[]は、使用できません。
[フォトスタイル]は[V-Log]に固定され、画質調整できません。
AFモードの[]は使用できません。
MFアシスト、動画ライブビュー拡大表示を使った拡大表示はできません。
以下の機能は使用できません。
– [マスターペデスタル]
– [iダイナミックレンジ]
– [周辺光量補正]
– [回折補正]
– [フィルター設定]
– [記録ファイル方式]
– [動画画質]の[絞り込み]、[マイリスト登録]
– [動画画質(マイリスト)]
– [輝度レベル設定]
– [手ブレ補正]の[電子手ブレ補正(動画)]
– [動画分割記録]
– [カラーバー]