- 6. 特殊な動画撮影
- 動画RAWデータのHDMI出力
最大5.9Kの解像度、12 bitの動画RAWデータを、対応した外部レコーダーにHDMI出力します。
[HDMI RAWデータ出力] を [ON] にすると、メニュー画面がHDMI出力されなくなります。 [HDMI RAWデータ出力] を [ON] にする前に、SDIモニターか「LUMIX Tether」をインストールしたパソコンで、メニュー画面を表示できる環境をあらかじめご用意ください。 |
HDMIケーブル (市販)
動画RAWデータを出力
外部レコーダー
BNCケーブル (市販)
(「LUMIX Tether」を使う場合は、USB接続ケーブル (市販) / LANケーブル (市販)、Wi-Fiのいずれか)
撮影情報やメニュー画面を出力
SDIモニター、または「LUMIX Tether」をインストールしたパソコン
本機の動画RAWデータの記録は、以下の外部レコーダーで動作確認済みです。(2021年10月現在)
–ATOMOS製、HDMIフィールドモニター/レコーダー「Ninja V」(AtomOS 10.71以上)
詳細はATOMOSにお問い合わせください。
–Blackmagic Design製、「Blackmagic Video Assist 5” 12G HDR」および「Blackmagic Video Assist 7” 12G HDR」(Ver. 3.5以上)
詳細はBlackmagic Designにお問い合わせください。
対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
外部レコーダーで記録した動画RAWデータの編集には、対応したソフトウェアが必要です。
LUTデータのダウンロードや、最新のサポート情報は下記サイトでご確認ください。
https://panasonic.jp/support/dsc/
動画RAWデータをHDMI出力する
準備:
市販のHDMIケーブルでカメラと外部レコーダーをつなぐ (HDMI出力)
市販のBNCケーブルでカメラとSDIモニターをつなぐ (SDI出力)
または、「LUMIX Tether」をインストールしたパソコンとカメラを接続する (テザー撮影)
外部モニターや外部レコーダーの接続方法については、「外部モニターの接続」をお読みください。(外部モニターに接続する)
1[HDMI RAWデータ出力] を設定する
[MENU/SET] [] [] [HDMI RAWデータ出力] [ON]
[HDMI RAWデータ出力] を [ON] に設定後は、SDIモニターか「LUMIX Tether」をインストールしたパソコンでメニュー画面を表示して、カメラを操作してください。
2動画画質を選ぶ
[MENU/SET] [] [] [動画画質] (動画画質 ([HDMI RAWデータ出力] 設定時))
3外部レコーダーでHDMI入力を設定する
接続が完了すると、外部レコーダーの画面に映像が表示されます。
システム周波数:[59.94Hz(NTSC)]
動画画質 |
動画撮影範囲 |
解像度 |
記録フレームレート |
5.9K/30p/16:9 |
FULL |
5888x3312 |
29.97p |
5.9K/24p/16:9 |
23.98p |
||
4K/60p/17:9 |
S35mm |
4128x2176 |
59.94p |
4K/30p/17:9 |
29.97p |
||
4K/24p/17:9 |
23.98p |
||
3.5K/30p/4:3※1 |
3536x2656 |
29.97p |
|
3.5K/24p/4:3※1 |
23.98p |
システム周波数:[50.00Hz(PAL)]
動画画質 |
動画撮影範囲 |
解像度 |
記録フレームレート |
5.9K/25p/16:9 |
FULL |
5888x3312 |
25.00p |
4K/50p/17:9 |
S35mm |
4128x2176 |
50.00p |
4K/25p/17:9 |
25.00p |
||
3.5K/50p/4:3※1 |
3536x2656 |
50.00p |
|
3.5K/25p/4:3※1 |
25.00p |
※1アナモフィック (4:3) 動画
ビット数:12 bit
音声フォーマット:LPCM (2ch)
[動画撮影範囲] は、[動画画質] の設定に応じた範囲に固定されます。
以下の機能は使用できません。
–[動画画質] の [絞り込み]、[マイリスト登録]
–[動画画質(マイリスト)]
XLRマイクロホンアダプター (別売:DMW-XLR1) 装着時、[XLRマイクアダプター設定] を [96kHz/24bit] や[48kHz/24bit] に設定できます。
動画RAWデータ出力時のSDI出力表示
SDI出力する映像は、確認用に、V-Log撮影時に相当する映像を表示します。[V-Logビューアシスト] は、プリセットの [Vlog_709] を適用した [LUTビューアシスト(SDI)] が使用できます。
SDI出力表示用のLUTは変更できません。
[LUTビューアシスト(SDI)] を使用したときは、画面に [709] が表示されます。
画面の [LUTビューアシスト(HDMI)] の項目には、[RAW] が表示されます。
[スポット輝度メーター]、[ゼブラパターン表示] の [基準/幅] は、Stopの単位で設定します。(0 Stop=42% (IRE) で換算します)
HDMIタイムコード出力/HDMI記録制御
カメラのタイムコードを付加して、外部レコーダーにHDMI出力できます。
カメラの動画記録ボタンで、外部レコーダーの記録開始、停止を制御することもできます。
[HDMIタイムコード出力] を [ON] に設定する
[MENU/SET] [] [] [タイムコード設定] [HDMIタイムコード出力] [ON]
[HDMI記録制御] を [ON] に設定する
[MENU/SET] [] [] [撮影時HDMI出力] [HDMI記録制御] [ON]
[HDMI記録制御] は、[HDMIタイムコード出力] が [ON] の場合に設定できます。
同時に、別の外部レコーダーにSDI出力し、タイムコードを付加して記録開始、停止を制御できます。
メニューを設定する
–[MENU/SET] [] [] [タイムコード設定] [SDIタイムコード出力] [ON]
–[MENU/SET] [] [] [撮影時SDI出力] [SDI記録制御] [ON]